うちには二匹猫がいます。動画配信とかもできるかなと思い、部屋の中にはペットカメラを設置しています。メインで使っているのはTP-Link社製の「TAPC C200」です。
これは有名なTP-Link社製で安定した動作が期待できます。使っていると色々と不便な事もあり、もう一つ「PETTENA」と言うカメラを買いました。
このカメラも便利なのですが色々と不満があります。この二機種を比較して行きたいと思います。
自宅Wifi経由で遠隔監視
どちらの製品も自宅の無線LAN(G:2.4GHz)を利用してスマートフォンのアプリで動画をチェックする様になっています。ソフトの設定等はマニュアル等に記載されていますのでその説明に従って行えば割と簡単に行えます。またこの時自宅のWifiのパスワードが必要になります。スマートフォンのメモに書いて置くと便利です。
ここら辺は数分から5分程度で設定が行えます。結構海外製の製品の設定は苦労する場合が多いのですか両製品ともしっかりと考えられています。
一人利用はTapo、共有はPETTENA
先ずは結論です。個人で利用する時にお勧めなのはTapo C200です。動画の録画からの再生が使いやすいです。複数人で画像制御したり画像を共有する事が目的ならPETTENAが便利です。以下機能一覧表を元にしてそれぞれの機能を比較して行きます。
Tapo C200 | PETTENA | 補足 | |
---|---|---|---|
値段 | 4399 | 4999 | |
保証 | 3年間 | 3年間 | |
水平撮影範囲 | 360度 | 記載なし | |
垂直撮影範囲 | 114度 | 記載なし | |
画素数 | 200万画素 | 300万画素 | |
双方向通話 | 〇 | 〇 | |
動体検知 | 〇 | 〇 | |
共有 | △ | ◎ | |
電源 | ACアダプタ | マイクロUSB | |
録画(MicroSD) | ◎ | 〇 | |
値段
先ずは気になる値段です。Tapo C200は最近高機能な300万画素を搭載したTapo C210が発売されました。その為に旧型扱いですので値段は安めに設定される場合が多いです。またより安価に設定されているTapo TC70等もあります。Amazonで4,399円で販売されていますが定期的にディスカウント販売されている時もあります。安価だと4,000円以下で買える時もあります。2023年11月24日現在Amazonのブラックフライデーで3,005円で購入できます。ここまで安いのは中々ありませんので欲しい方には良いタイミングです。
PETTENAはパッケージに9,999円と書かれていますが実際にAmazonでは4,999円で販売されています。値段は若干高めですが買うのは楽天をお勧めです。ポイントが25%戻ってきたり、割引クーポンも配布されていますので実質2,000円台で購入できます。
保証、カスタマーサポート
保証は両方とも3年となっています。Amazon等のネットショッピングで購入した場合は購入先での購入履歴情報等を提示する事で保証を受けられる様です。楽天の場合も購入履歴から購入時期を説明できます。
保証とは直接関係ありませんがカスタマーサポートはPETTENAの方が対応が早い様です。購入元からメールやウェブ経由で質問をすると翌営業日に返事を貰えました。TP-Linkは回答まで数日以上必要・翌営業日には回答を貰えませんでした。
正直PETTENAのマニュアルやサイトの説明は怪しい日本語が多く、説明もいまひとつ分かりやすくありません。アプリを起動してその画面の操作で簡単に追加できますのでそれ程困る事はありません。カスタマーサポートの対応がしっかりしているのに残念です。
撮影範囲と速度
Tapoの撮影範囲は水平方向360度、垂直方向114度と記載されています。360度はちょっと誇張されていると思いますが350度は問題なく撮影できます。これに対してPETTENAは水平方向は360度と記載されていますが垂直方向に関しては記載がありません。これも実際に使った感じではTapoと同程度で110度はあると思います。またソフトで操作をしますが、どちらも同じ程度の速度で範囲の調整が行えます。
画素数
画素数はTapo C200が200万画素で、PETTENAが300万画素とPETTENAの方が綺麗です。実際に画像を見た感じではそんなに遜色がない感じがします。動画で大画面で配信するとかではありませんし、スマートフォンで確認しますので200万画素あれば十分ではと思います。
双方向通話
どちらの製品もスマートフォンを使ってリアルタイムで双方向通信を行えます。使っている自宅のネットワークの品質にも依存しますが、それほど違和感なくリアルタイムで通話できます。と言っても遅延(ディレイ・ラグ)があります。
リアルタイム通話と言ってもはっきりと声を拾えなかったり、こちらからの声がちゃんと聞こえるかというと若干(結構)籠った感じになったりします。私の環境は光契約で高速なモデムを使っていますので割と良い環境ですがそれでもちょっと残念な感じですのでそれ程期待はしない方が良いでしょう。
動体検知
どちらの製品も動体検知機能があります。カメラのレンズ内の動くものを見付けると自動に動いている物をカメラの真ん中に捉える様に動きます。PATTENAは無料でこに機能を実現できますがTapoはクラウドの動画追跡サービス(Tapo Care)を契約する必要があります。
Tapo CareはiPhoneの場合は月額400円で年額4,000円、Androidの場合は月額440円で年額4,390円となています。この契約を考えるとPETTANAの方が維持費がかかりませんので安価です。Tapc Careにかんしては「TapoCareサービスについて」、
を参照して下さい。
共有
この共有が両製品で大きく異なります。Tapoは一人(オーナー)で管理・閲覧する事を基本にしています。他の方にも共有できますが共有した方はカメラの操作などを一切行えません。あくまで画像を供してみるだけになっています。これに対してPETTANAは共有している人もオーナーと同じ様にカメラの操作等が可能です。
部屋の中にカメラを置いて外出中にそとからペットの様子を見ようとした場合、複数人で利用する場合にはPETTANAの方が便利です。
電源
Tapoは2m以上の長めのケーブルの電源アダプタが付いています。その為カメラの近くに電源コンセントがある場合は結構ケーブルがごちゃごちゃになってしまいます。
これに対してPETTANAはマイクロUSB端子から充電します。その為に添付品としてマイクロUSB電源アダプタと長めのマイクロUSBケーブルが添付されています。USBケーブルが太目で結構取り回しが難しいです。
録画
どちらの製品もマイクロSDカードに録画する事ができます。Tapoの場合は録画のタイムラインの様な表時があり、簡単に動体検知した部分を探せ出せます。
上の画像の様に動体検知で反応した部分が日毎に表示され簡単に検出した時間の録画データを確認できます。
これに対してPETTANAは動体検知したシーンをスナップの様な画像で記録しています。しかし動画は1分単位のファイルとして保存されますので簡単に動体検知の場所の動画を確認しにくいです。パソコン等で動画ファイルを管理できていれば良いのですがスマートフォンでの場合は不便です。
上の画像の様に動体検知したシーンの開始部分がスナップショットの様に表示されます。しかしこの画像をクリックしても動画が再生されません。ちょっと残念です。
PETTENAで360度首振りできない!
PETTENAを使い始めて360度首振りしない様になってしまいました。サポートにメールをすると何種類か対応を連絡頂いたのですが….原因はカメラ部分の耳が付いているカバーが回転を邪魔している事が原因と判明しました。
原因が判ってしまえば簡単なのですが、これ設計ミスと言うか何か根本的な対応した方が良いと思います。
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