前回の記事「古物商の資格は重要です」に引き続き古物商の許可を得る書類を揃える作業をまとめます。中には結構厄介な資料もあります。
住民票と身分証明書
本籍地が記載された住民票と身分証明書は自分の住んでいる市役所等に行けば手に入ります。ただ厄介なのが本籍地が記載されている住民票です。本籍のある市町村の窓口で取得しなければなりません。ですので先ずは本籍地を確認して下さい。本籍地が遠い場合は郵送等でも取得できます。自分の本籍地のある市町村へ問い合わせしてみるのが良いでしょう。そして「身分証明書」と言う小目書類です。あまり聞かない書類ですし私も市町村の窓口でこんな書類があるのは初めて知りました。もらってみると何の事はなく、
- 禁治産者ではない
- 後見となっていない(後見人ではない)
- 自己破産していない
と言うだけの書類です。要するに身分証明書とは普通の社会人でちゃんと生活しています。と言う事を証明する書類の様です。住民票は直ぐに、作成して貰えましたが身分証明書は5分程かかると言われました。この時間で色々と個人の情報を確認しているのかなと思います。私が取得したのは秦野市です。住民票はA6サイズで身分証明書はA5サイズでした。流石にB版ではありませんがサイズを合わせて欲しい所です。値段はそれぞれ300円で合計600円でした。ただ身分証明書を最初450円と言われました。あれ?300円ではと聞いたら値段確認して訂正されました。身分証明書はそんなに頼まれる書類でもありませんので間違えてしまったのかも知れません。自宅から徒歩圏内に市役所の出張所がありましたのでこれだけの費用で済みました。
登記されていない事の証明書
また聞き覚えのない言葉です。何度も読んでも良く意味のわからない書類です。お役所の資料ってこんなのが多い気がします。もっとわかりやすい名前が良いと思うのですが。この資料は厄介で神奈川県では法務局でしか手に入りません。多分全国どこの県でも法務局まで行かないと取得できない資料なのかなと思います。そんなに馴染みのある資料ではありませんから仕方ない気もします。神奈川県の場合県の合同庁舎内にあります。
と言う事で電車を乗り継いでみなとみらい線の馬車道まで行きました。法務局の窓口で予約とかせずに受け取れます。また窓口が朝8時30分から開いてるみたいで早い時間に手に入るので助かります。少し早めに到着して駅の近くで朝飯を食べようと思ってたのですが地下鉄の駅!立ち食いそばとかありません。
仕方ないのでコンビニで何か買って食べようと思ってたのですが法務局のある建物の1階に喫茶店がありました。よくあるひなびた感じのお店ですが背に腹は変えられませんのでモーニングを頂きました。パンにハムトーストと言うシンプルな感じで480円、少し安い感じでした。
書類を書いてから印紙….
8時30分から窓口が開くとの事なので時間を合わせて窓口のある7階へ向かいました。エレベーターを降りるとしっかりと案内の張り紙があって迷う事はありません。結構人が来るんでしょう。最悪何人か並んでるのではと思ったのですが誰もいません。用紙が置いてあり、ここで記載をして窓口に出します。
そこで何と収入印紙がいるとの事を言われました。確かに申し込み書の右上に印紙を貼る所があります。印紙必要なら最初からわかりやすく書いてあると助かるのですが。で印紙は1階下の6階に売っているとの事です。窓口をでて廊下に出るとこれもまたしっかりと案内の紙が貼ってあります。階段で6階に降りて300円の印紙を買って7階へ戻るともう証明書が印刷されてました!ある意味親切な感じです。気をつけなければ行けないのは申込書の下の部分に名前と本籍を書く所があるのですが、ここに書いた内容がそのまま印刷されて証明書になります。手を抜いて書いたのでちょっと恥ずかしい字になってました。
これで取りに行かなければならない書類の準備は終わりましたので今度は自分で書く必要のある書類の作成です。この書類のサイズはA4です。なんかサイズまちまちです。さて次は実際に申請をしてきます。