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ドライブレコーダーのSDは消さないで

SDカード類

色々と事件などでドライブレコーダーを車に取り付ける事が今や普通になっています。そして記録用の媒体としてMicroSDカードを利用するのも普通になってきました。

数年前はMicroSDカードの32GB程度の製品を買うと4,000円とかしましたが、今は1,000円程度で買えます。ですので常時使用する為のカードやバックアップ用にと何枚も用意して使いまわせます。

アクションカメラとして

記録メディアが安くなった事もあって最近のドライブレコーダーは車が走行している間中ずっと記録しているまるでアクションカメラの様な製品もあります。そしてドライブレコーダーにも撮影した動画を管理したり、編集できたりするソフトが付属している製品も多くあります。

単に確認用と言うだけではなくドライブした記録を残せるレベルのソフトが付属している製品もあります。また動画の保存形式もMP4やMOVと言う一般的なフォーマットですのでその他動画編集ソフト等を使うと色々と加工が可能です。

録画ファイルは消さないで

私も割とマメな方なのでパソコンにドライブレコーダーの画像を保存したら取り出したMicroSDカードを初期化しようと思います。でも待って下さい。絶対に初期化しないでください。極端にMicroSDカードの寿命を短くしてしまいかねません。

小さいファイルでどんどん書き込む

ドライブレコーダーに新品のMicroSDカードを入れて録画するケースを考えてみましょう。今のドライブレコーダーは常時画像を撮影しています。そして衝突のショック等があった部分は消さない様にしるしをつける様な形になっています。MirdoSDカードがいっぱいになるまで書き込んでその後、一番古いデータから上書きをしていきます。この動作を図を使って説明します。

図1 SDカード書き込み

データを書き込んで行く。図1をみてください。仮にMicroSDカードを小さなブロックが集まった物として扱っています。このブロックは1分とか5分とかの録画データを書き込めます。このブロックは番号が付けられて管理されています。左上が一番小さく右、下に行く程番号が大きくなります。最初は左上のブロックに書き込みます。

図2 SDカード書き込み

その後録画が進んでいくと図2の様にどんどんデータが書き込まれていきます。そしてだんだんといっぱいになって図3の様にいっぱいになってし まいます。

図3 SDカードがいっぱいに

そしていっぱになると最初に戻って古いファイル(一番最初のブロックに書き込んだファイル)を消しながら記録を続けます。

図4 最初のデータが上書きされる

例えばSDカードに10時間録画できるとすると10時間録画されるまではSDカードのそれぞれのブロックは1回しか書き込まれません。20時間録画するとそれぞれ2回となります。高信頼性をうたうMicroSDカードは各ブロックに5,000回の書き込みを保証するとかとなっており、5,000回×10時間=50,000時間動作保証できることになります。50,000時間とは1日10時間ドライブしても5,000日ですので約13.7年も使えることになります。事実上ずっと使えることになります。

所がドライブするごとにデータを取り出してMicroSDカードをフォーマット、初期化するとまた一番若いブロックから使われます。また消すのも1回の動作とカウントできます。つまり毎回MicroSDカードを取り出してフォーマットすると最悪寿命が3分の1になってしまいます。13.7年持つところが4.5年となってしまいます。この数字でも十分に安全なのですが5年以下となるとすごく身近な数値です。
これらの事を考えるとドライブレコーダーのMicroSDカードからデータを取り出すときは、消去せずに取り出しましょう!です。

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