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PDでの充電器の動作

モバイルバッテリー

色々と買い集めたPD対応の充電器の動作をおさらいとしてまとめて調べてみました。PD対応の充電器は例えば5V3A、9V2Aとかの記載があったりします。これらはPDの規格に則ったスペックです。しかし充電する相手側・モバイルバッテリーが充電する電圧等を管理する形が中心だと思います。

この動作を実際に色々なPD充電器で計測してみました。充電するモバイルバッテリーは同じ物を用いてます。今回は「BLUEDOT BMB-Qi10」という製品を持ちました。

今回比較したのは以下のPD受電器です。一番のお勧めは、エレコム製30Wの製品です。サイズは若干大きいですが動作が安定していますし、USBの充電ポートも同時に使えます。

  • エレコム30W(MPA-ACCP13)
  • エレコム18W(MPA-ACCP03)
  • Cheero18W(CHE-327)
  • Aukey18W(PA-Y18)
  • ANKER30W(PowerPort III Mini)
  • ユニコーントレーディング(JX-AC-162)
  • オウルテック18W×2(AO-ACTC2PD)

その他追加で随時追加する予定です。

共通動作

全部のPD充電器で共通する動作は時間で約50%程度までほぼ最大パワー(9V2A近く)で充電を進めて行きます。この時点で容量の60%から70%程度まで充電が済みます。その後は段々と充電電流を少なくして充電を行い約4時間で満充電になります。この動作を考えると約2時間で2/3程度まで充電できる様です。メーカーにより多少の差異はあるみたいですがほぼ同じ様な動作です。

正直ここまで同じ様な動作をするのにはちょっと驚きでした。あまり有名でないメーカーでもここら辺はしっかりとPDの規格に従っている、モバイルバッテリーからの指示に従って給電できているというのは意外でした。

メーカー・モデルで差異も

多くの充電器は4時間程度で満充電できます。そしてその半分程度の時間で2/3くらいまで充電が完了しそのごゆっくりと満充電まで進んでいきます。

これらの中でAUKEYの製品は4時間20分と若干満充電までの時間が長くかかっています。そしてAnkerの製品は5時間と一番充電に時間がかかっています。これらの製品は9V/2Aのパワーで充電を行うのですがどちらも電圧と電流が十分供給できない様です。

これに対してエレコム等の製品はしっかりと電圧・電流が供給できている様です。最初はメジャーメーカーじゃないと不安かと思いましたが、余り聞かないメーカー「ユニコーントレーディング」とかもしっかりと動作している印象です。メーカーと言うよりOEMで選んでいる共有先の製品に依存する部分もありますのでどの製品でも安心とはならないかとは思います。

計測結果

各モバイル充電器の計測結果をまとめて掲載します。充電特性はモバイルバッテリー側だけではなく充電される機器(スマートフォン、モバイルバッテリー)等に依存する場合も多いと思います。あくまでも参考として下さい。

エレコム30W(MPA-ACCP13)

最初はエレコム製の30Wの充電器です。

充電のグラフを見ると判りますがしっかりと電圧がは8.8V、電流も1.8Aと9V/2Aとまでは行きませんがしっかりと仕様に近い出力で充電しています。

エレコム30W(MPA-ACCP10)

エレコム18W(MPA-ACCP03)

続いて同じエレコム製の18Wの製品です。

この製品も30Wの充電器と近い感じでの充電特性になっています。ただ最初の充電電流が若干低めになっていますので受電時間が30Wの製品と比べると4分程度かかっていますが、誤差の範囲かなと思います。

エレコム18W(MPA-ACCP03)

Cheero18W(CHE-327)

ダンボーシリーズとかで有名なメーカーです。今ではモバイルバッテリーや充電器ではメジャーメーカーと言っても良いのではないでしょうか。

エレコムのMPA-ACCP13という同じ感じの製品、PD18W+USBと言う構成の製品を計測してみました。充電開始時の電流が若干低めでした。この影響で満充電までの時間が4時間20分と目に見える差で遅くなっています。エレコム製と比べて値段が安いのですがその分少し残念な結果になりました。

Cheero18W(CHE-327)

Aukey18W(PA-Y18)

このメーカーも国内で良く見かけるメーカーです。それ程有名ではありませんがそこそこ見かける製品です。窒化ガリウムではありませんが小型で扱いやすいサイズです。

他の充電器は最初は電圧が安定しているのですが、この製品は割とばらつきま、特徴的な充電電圧電流特性と言う感じがします。最終的に4時間弱で満充電となりますので充電性能は問題ないかなと思います。

Aukey18W(PA-Y18)

ANKER30W(PowerPort III Mini)

こちらも日本ではメジャーになっているメーカーかなと思います。楽天市場などでもショップ展開をしていますし秋葉原とかでも安価な値段で手に入ります。

電圧はしっかりと出ているのですが電流が若干低めの1.2A弱になっています。この関係で比較した7製品の中で一番長い約5時間という充電時間になりました。また2/3までの充電時間も3時間30分程度で長くかかります。このメーカーの他の製品を別途比較してみたいと思います。

ANKER30W(PowerPort III Mini)

ユニコーントレーディング(JX-AC-162)

メーカーではなくユニコーントレーディングと言う会社が輸入販売している製品の様です。値段が安いのが特徴で楽天市場だけで扱っている様です。

無名なメーカー、輸入販売店ですのでどうかなと思ったのですが値段が魅力的で買ってみました。18Wで他にUSBの充電口もありますのでお得感が大きいですしサイズも小型です。充電開始時の電流が1.5Aと低めな関係で満充電までの時間が4時間20分と長めです。その他の動作は安定している感じです。

ユニコーントレーディング(JX-AC-162)

オウルテック18W×2(AO-ACTC2PD)

このメーカーも割と見るメーカーですが充電器やケーブルとかではなくパソコン関係の部品メーカーというイメージが大きいのではないでしょうか。

今回このオウルテックの製品を買ったのはPDの充電が2口同時にできるからです。またAmazonのプライムセールで1台1,000円でしたので値段も魅力的でした。他社の同程度の製品と比べると若干、結構大きいです。充電は安定しており他社と同様に4時間程度で満充電となりました。PDを2口同時に利用する事がある人にはお勧めです。ただ1ポート18WですのでiPadやMacBook等の充電には使えません。

オウルテック18W×2(AO-ACTC2PD)

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