先日超高速というTOSHIBA製のMicroSDを買いました。今のSDカード規格はUHS-Iと言う規格ですが、この製品はUHS-IIと言う規格の製品です。この規格の違いは単に速度の違いで、
- UHS-I:最大104MB/S
- UHS-II:最大324MB/S
と単純に3倍の速度差があります。例えば「SONYのデジカメのページの説明」の説明を見ると確かに2倍程度の速度で書き込みが行えています。
パソコンでの動作
この速度差が実際にどの程度効果があるかをパソコンで調べてみました。試したのはToshibaのMicroSDカードでEXCERIA PROと言う製品です。
また計測にはUHS-II対応のI/Oデータ製のリーダーUS3-U2RW/B、
そしてTransendのUSB3.0対応リーダーTS-RDF5K、
そして安価なUSB2.0リーダーを用いました。
計測結果
先ずはI/Oデータ製のUHS-IIリーダーでの計測結果です。アダプターを用いてSDカードに変換した場合と直接計測した場合のデータを載せます。
アダプタのありなしで殆ど同じ計測結果になっています。規格では読み出しは270MB/Sで書き込みが150MB/Sとなっていますが、パソコンでの計測結果はそこまでの数値が出ていません。Amazonのレビューを見るとスペックに近い数値を出している画像が計測されています。ちょっと気になりますがどの様なシーンでスペックに近い数値が出せるのか調べてみたいと思います。次にTransendのUSB 3.0リーダーで計測しました。
この計測結果も先ほどのUHS-II対応リーダーとシーケンシャルリードは変わらないデータですがランダム読み書きデータは大きく劣っている様です。これは単に使っている制御IC等の性能差でUHS-I等の差ではなさそうです。そして最後に安価なUBS 2.0のリーダーの計測結果です。
この結果ははっきりと遅い事がわかります。ランダムなアクセスに関してはそんなに大きく変わりませんがシーケンシャルのアクセス速度が思い切り低くなっています。これは完全にUSB 2.0とUSB 3.0との差の様です。
USB 3.0リーダーでOK
以上の計測結果から考えると安価なUSB 3.0対応のリーダーを用いればある程度の速度で利用できるという事です。
ただ今回のUHS-II対応の製品のパフォーマンスをしっかり出すためにはある程度環境を用意するとかが必要な様です。こちらはまだどんな環境が良いのか分からない部分もありますので継続して調べたいと思います。
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