本当にSDカードやMicroSDカードの規格には色々とあります。パッケージにも所狭しと色々なマークが入っています。
- 丸に数字の入っているスピードクラス
- UHS-IやUHS-IIなどの速度
- V30などのビデオスピードクラス
- A1やA2のスマートフォン向け規格
本当に何を選んだら良いのか全く素人には判りません。例えば64GBの容量の製品ではこれらのマークのありなしで値段が数100円から数1,000円までとピンキリです。
これらのMicroSDカードの規格の中で異彩を放っている規格がこのA1、A2と言う規格です。
スマートフォン向けの規格
このA1、A2とはスマートフォン向けの規格です。パッケージにはこの文字だけでなく小さく「APP PARFORMANCE」と書かれている場合もあります。APPとはすまーt-フォンのアプリケーションの略で、スマートフォンで利用する場合を想定している規格です。さらに詳しく言うとスマートフォンのアプリを内蔵メモリで保存できない場合、内蔵メモリと同程度のパフォーマンスが得られる規格と言う意味です。
スマートフォンのアプリケーションの保存容量が少なくなった場合、スマートフォン内蔵のメモリではなくMicroSDカードにアプリケーションを保存できるという規格です。MicroSDカードからアプリを実行するにはある程度の速度が要求されます。特にランダムな読み書き性能です。この性能を保証するという規格です。
正直必要なんでしょうか
今のスマートフォンは内蔵メモリも十分に持っています。ですので今更必要かと思う規格です。最近のスマートフォンは内蔵記録エリアも十分ありますので今更必要かと思う規格です。
別の意味で役立つ
しかしこのA1、A2規格はランダムな読み書き性能を規定しています。単純にClass10とかは10MB/sを保証しいるのではなく今速度の規定としてよく用いられる、iOPSを基準としているからです。色々なメーカーを試してみました。
計測してみると
5社のA1規格MicroSDカードを買って比較してみました。メーカーは、
- ADATA
- DONYA(どんや・サードウェーブ)
- LEXAR
- SanDisk
- TOSHIBA
です。同じA1でも凄く速度差があります。シーケンシャルリードの速度はそんなに変わりませんがシーケンシャルリード、ランダム性能は大きくことなります。今回の計測データだとADATAのA1対応MicroSDカードが断トツに性能が良いです。
ひとつ注意事項ですが、海外製、海外パッケージは国内では受けられません。ですのでダメになったら使い捨てという感覚でりようしてください。その分値段が安くなっています。最近のMicroSDカードはそんなに壊れるとははありませんのですごく気にする必要はないかと思いますが、不安に感じたら海外製でもTOSHOBA、SanDisk、Panasonic等メジャーメーカーのものを選ぶといいと思います。
ADATAのA1対応MicroSD。他のA1対応品と比べてシーケンシャルリードの速度が際立っている。データのバックアップ用途にお勧めという感じがします。値段もAmazonで1,350円と安いのでお勧め度高いです。
上海問屋ブランドのメディア。といってもドスパラが運営するサイトの名前見たいです。性能はそこそこです。値段も1,000円を切って972円とお得ですが独特な外観がきになる人もいるかも知れません。
LEXARのメディアです。そんなに有名なメーカーではないかなと思います。値段も安いですがそこそこの速度という感じです。
SanDIsk製のA1カードです。SDカードアダプタを省いた廉価版になっています。廉価版と言っても934円です。もうこのクラスのMicroSDカードは値段が1,000円前後なのでそこまで廉価版にこだわる必要はないかなと思います。シーケンシャルライト性能がこの中で一番悪いです。
TOSHIBA製のMicroSDカードです。A1クラスをうたっている製品はこの高耐久性品しかありませんでした。ランダムリード性能が一部よくありませんがA1規格に入っています。高耐久性をうたっている分値段が一番高く1,499円となっています。性能もパットしませんし値段も高めですが安心感を買うならこのメディアかなと思います。
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