MicroSDカードを色々と評価したりチェックしたりしていましたがやはり読み出し速度と書き込み速度が速いのもと考えると簡単にはいかない事がわかってきました。UHS-IIという現時点で普通に手に入る最も高速な規格のSDカードリーダーとUHS-II対応のSDカードを用意すると確かに早いのですが、64GBのUHS-II対応MicroSDカードは10,000円を軽く超え、20,000円以上する製品もあります。気軽に用意して利用したいと考えるには少し値段が高いです。以前はTOSHIBAの安価なUHS-II対応MicroSDカードが出回っていました。UHS-II対応で32GBで3,000円程度でした。まあこの値段も結構高いのですが、現在は製造中止になっています。
以前から気になっていたNVMe規格のSSDとケースを買うと簡単に超高速な外部記憶が作れるのではと考えて実際に買ってみました。SSDは安価なTranscend製のNVMe対応の128GB製品「PCIe SSD 110S」を買いました。またケースですが楽天市場でちょっと怪しい感じのノーブランドケースを買いました。
普通のUSBメモリーの様にケースに入れてそのまま認識される訳ではないので最初はハードディスクの初期化の様な手順が必要になり若干手間がかかりますが。実際に計測してみると今までのMicroSDカードとは異なる次元の早さでした。以下の図はUSB Type-C(Gen1)に接続した場合です。
シーケンシャルな性能は確かに良いですが、ランダムリードライト性能がはっきり言ってビックリです。これだとノートパソコンの内蔵ハードディスクよりも十分早いので作業ドライブに利用しても平気なレベルです。ちなみに今使っているパソコンの速度を図ったら、
という数値でした。全遜色ない速度です。ただ一般的なNVMeSSDの速度と比べる遅いです。これはUSBの制限なのかなと思います。
閑話休題
(NVMeケース) M.2タイプのSSDケースは高いです。ケースと言ってもSSDインターフェースが入っており、USBへ変換するのですからこの変換基板が高いのが理由じゃないかと思います。安いもので4,000円程度、高いと10,000円近くもします。今回楽天市場で調べていたら4,000円前後で割と見栄えが良いケースがありました。
購入ページをざっと確認して買ったのですが、中々送られてきません。何でとページをよく見たら中国からの個人輸入扱いでの購入になっているみたいです。配達状況を問い合わせると日本郵政の英語版ページに誘導されました。
購入して一週間経過してやっと手に入ったのですが結構雑な梱包です。しかもカタカタ音がしています。
ひとまず問題なく動作したのでOKですが、安いのを買うときは注意との教訓でした。今思うとページの日本語が若干怪しいです。
2020年1月10日追加:
現在購入したSSDが入手困難な様です。比較的安価なNVMe規格のSSDを安価なケースで利用するだけでこれだけの速度が出るのは結構うれしいです。手持ちに古いNVMeが余っている時はケースを買うだけで驚くほど速い外部ドライブが手に入ります。
Amazonで後継機種のSSDが割と安価で販売されています。これとNVMe対応のケースを用意すればばっちりです。
なお、ケースを選ぶときはUSB 3.1の Gen2を選びましょう。Gen1だと5GbpsとGen2の半分の速度です。メーカーのサイトや商品ページにGen2と記載がない製品は確実にGen1です。
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