eMakerというICチップ
eMakerというICチップがUSB Type-Cケーブルに入っている製品があります。
というかUSB 3.1規格のType-Cケーブルは必ずeMakerと言うチップが入っている必要があります。逆に言うとUSB 2.0規格のType-CケーブルはeMakerチップが無くても大丈夫という事になります。実際100均で売っているケーブルをみるとUSB 2.0と記載されているケーブルはありますが。3.1と書かれたケーブルはありませんでした。
5A流せるケーブル
USB Type-Cのケーブルには3Aの電流を流せるケーブルと5Aの電流を流せるケーブルがあります。5Vの機器に5Aの電流で充電できればすごく早く充電できるのではと考えてしまいますが。3A以上の電流をサポートするのは出力電圧が20Vの場合だけです。それ以外の5V、9V、15Vは最大電流が3Aと規定されています。
規格の細かい部分
以下の図はUSB規格を管理するサイトからUSB PD仕様書が提供されていますがその中に書かれた図を抜粋しました。このドキュメントは、 https://www.usb.org/document-library/usb-power-delivery-0からダウンロードできます。(ただし英語です。)
という事で実際にスマートフォンを利用するシーンで考えると、
・PDケーブルと書かれた製品は何を使っても大丈夫
・規格はUSB 2.0となる場合はほとんどなので高速データ転送はできない
・充電は5A3A、9V3A、15V3Aは対応できるが機種に依存する
・iPhoneはApple PD規格対応のケーブルの場合2.4Aで充電できる
またPDの充電器はスマートフォンを利用する場合は、5V3Aをカバーする18Wの製品を用意すれば十分となる。一部のAndroid端末では15Vとかの高い電圧をサポートしている製品もある様ですが、この情報を公開しているメーカーは少ないです。
こうして調べると色々とややこしいです。
Apple BC規格
Apple Battery Chargingという規格が存在している様です。この規格に準拠しているとUSB Type-Cで最大2.4Aの充電が行えます。この規格に関しましては資料等調べています。
コメント