昨日思い切り安価で販売されているポータブルSSDを見つけました。色々と想像していた事と違い、思ったよりも使い勝手が悪かったです。使うシーンにもよるのでしょうか。メーカーの商品ページの記載をそのまま鵜呑みにして買うとがっかるする事もあるかと思います。
良い点:本体サイズが小さい
これは商品ページに説明がある様に小さいです。クレジットカードより一回り程度大きいサイズです。さすがにお財布に入れるのは難しいですがポケットに入れれも全然かさばらないですし本当に小さい印象です。
今流行のM2タイプのSSDとケースを用いての外付けポータブルSSDも小さいですが、M2規格のSSDと言う規格があり、汎用のケースを使いますのでこのサイズの実現は難しいです。やはりメーカーが大量に販売する事を目的に設計する事がこのサイズを実現する上で大きなポイントです。
先日紹介した記事「NVMeのSSDをUSBメモリに」も小型ですが圧倒的にこちらが小さいです。
悪い点:ケーブルがごつい!
このポータブルSSDはインターフェースにUSB 3.1のケーブルを用いています。USB3.1と書くとType-Cのケーブルを想像しますが、なんとマイクロUSBケーブルです。現在のType-Cケーブルがメジャーになる前にUSB3.1の規格で小型化を考えるとこのマイクロUSBタイプのケーブルを選ぶしか選択肢がありませんでした。当然この商品も小型化をする上でケーブルをマイクロUSB3.1を選ぶしかなかったのです。
これが致命的な弱点になったのではないかと思います。写真を見て貰うと判ると思いますが本体とケーブルのサイズ感がアンバランスです。
悪い点:ランダム書き込みが遅すぎ
先ずは下の図をみて下さい。
最初は計測に失敗したのか、と思って別のパソコンで計測してみました。でも同じ様な数値でした。確かにシーケンシャルリードとライトは十分に早く使える数値です。このサイズで値段もそこそこ、3,000円以下ですのでこんな物で文句はありません。普通のSDカードよりもずっと高速です。
所がランダムライトを見ると計測できないというレベルに遅いです。この数値を見るとインストール用のファイル等を保存して必要に応じてパソコンへ転送して利用する等の用途以外は使えないと思って良いです。ちなみにNVMe仕様のSSDの速度データを添付します。
この数値らある程度外付けドライブ的な利用が可能です。
教訓:メーカーは悪い事は書かない
当然なのですがメーカーの製品サイトには悪い事は書かない、書かれていないという事です。まあ当然なのでしょうが。逆に弱い所をしっかりと書いてあったり、データの計測方法等をしっかりと記載している所は信用できると思って良いのではないでしょうか。この商品のサイトにもランダムライトは最悪と記載していれば買わなかったのですが。
2019年02月12日追記:
ランダムライトがあまりにも遅いので、計測したパソコン2台ともおかしいのかなと思って別なパソコンで計測してもほぼ同じ数値でした。もともとこの製品の速度なのかなと思い、メーカーに問い合わせをしようと思ったら、個人ユーザーのメール問い合わせ先がサイトに記載がありません!
チャットやFAXでの問い合わせ先はあるのですがこの手の問題はメールでのやり取りが必要かと思います。ユーザーの利便性を考えてチャットにしたのだと思いますが逆に改悪の気がします。
とにかくこのランダムライトの性能は使えないレベルですので交換等を含めて対応を考える必要があります。
コメント